






北海道ではありふれた存在だった荒巻鮭の木箱の魅力に惚れ込み、役目を終えた鮭箱から、より魅力あふれる製品を生み出しているユニット「ARAMAKI」による2023年の壁掛けカレンダー。
『釧路東水冷凍株式会社』さんの鮭箱(19.5kg/17.5kg)に印刷されている数字をもとに、グラフィックデザイナーの佐々木信さん(3KG)がオリジナルフォントを製作。少し斜めになったチャーミングなフォントと、月ごとのインパクト大な画面が魅力的です。
紙を押さえる木材は、新巻鮭の箱の一部を再利用しているため、色や文字は到着してからのお楽しみ。
手押しの印刷もあるため、ひとつずつかすれ等の仕上がりが異なります。
サイズ 約24.5cm×13.5cm×0.8cm
素材 紙、北海道産マツ材、麻紐
〈木工品のお取り扱いについて〉
素材は、北海道産のマツの無垢材を使用しています。天然素材のため、環境に合わせて呼吸するように伸び縮みする特性があります。過度な乾燥や湿気は、ソリやワレの原因となることもあるのでご注意ください。濡れたものに直接触れるとシミになる場合があるので、速やかに拭き取ってください。直射日光の当たる場所はできるだけ避けてください。
時間が経つと文字が薄くなったり、木部の色が変わったりしてきますが、一点ごとの木目や色合いの違いとともに、変化を楽しんでいただければ幸いです。木部のお手入れは、乾拭きか固く絞ったふきんで磨いてください。
※商品写真は実物の色に近づけるよう徹底しておりますが、 お使いのモニター設定やお部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。ご了承ください。
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ARAMAKI
ARAMAKIは、Uターンした宮大工とギター職人が、北海道ではありふれた存在だった鮭箱の可能性を見出したことからはじまりました。
宮大工には、「木材を大事にする」「使い切る」「適材適所」という教えがあります。この鮭箱という素材の価値を見直し、活用することで、鮭を入れるだけではない「適所」を探し続けています。また、楽器づくりでは、これまで使用することのなかった北海道産マツ材の潜在能力を探り、その特性に寄り添うことで、新しい音の響きが生まれました。ありがたいことに、第一線で活躍するミュージシャンからの評価もいただいています。活動を続けるなかで、釧路の木箱メーカーや製材所、水産加工会社を訪ね、木製の箱が発泡スチロールに取って代わられていく状況や、鮭の漁獲高の減少など、漁業や林業、流通業の現状を知りました。そこで、製造ラインを見直し、製造会社と一緒に製品を開発したり、第一次産業のこれからについて考える場づくりを行っています。新巻からARAMAKIへ。新巻鮭を取り巻く食文化そのものをものづくりに反映し、日々の暮らしのなかから新しい豊かさを育てることを目指しています。